野口琢郎は京都造形芸術大学洋画科卒業後、長崎の写真家・東松照明の助手を1年ほど務め、家業である「箔屋野口」の五代目を継ぐため2001年に西陣の生家に戻り修行。以降、京都西陣の箔屋に代々伝わる伝統的な引箔制作の技法を用いながら、漆と箔を駆使した新たな美術表現に取り組んでいます。様々な風景の断片をコラージュするように制作する〈Landscape〉シリーズや、花火をモチーフにしたシリーズ、海と空、夜明けや星空などの風景を題材に希望の光を感じられる「美しさ」を作品に表現しています。 ときの忘れものでは、2012年と2014年の個展に続き、3回目となる作品展を開催します。本展では、新作の〈Landscape〉や海と空のシリーズを中心に13点ご覧いただきます。
9月22日(土)17時~より、作家を迎えてオープニングを開催します。
展覧会カタログを刊行します(テキスト:金沢21世紀美術館館長・島敦彦さん)。
作家は会期中毎日在廊予定です。
■野口琢郎 (1975-)
京都市生まれ。1993年京都市立銅駝美術工芸高校西洋画コース卒業、1997年京都造形芸術大学洋画科卒業。2000年に長崎市にて写真家・東松照明氏の助手に就く。2001年京都西陣の生家に戻り箔画作家としての活動を開始。2002年アミューズ・アーティスト・オーディ ションin京都にてグランプリ受賞(京都文化博物館/京都)。2004年の初個展以降、国内外で展示を行う。ときの忘れものにて個展開催(2012年、2014年、2018年)。
PCページはこちらをクリックしてください。(PCサイトへ)