小田襄 Jo ODA 小田襄のPCページは、こちらをクリックしてください。
1936年東京生まれ。父は日展会員の彫刻家小田寛一。1956年東京芸術大学美術部彫刻科に入学(60年卒業)、菊池一雄教室で学ぶ。1959年第23回新制作協会に「裸」で初入選。1960年若林奮、高松次郎らと「20代作家集団」を結成して作品展を開催し、鉄鋳物とブロンズの作品を出品する。1963年初個展「閉ざされた金属」(スルガ台画廊)を開催、第1回全国野外彫刻コンクール展で宇部市野外彫刻美術館賞を受賞。1966年頃から久保貞次郎のすすめで本格的に版画(木版、銅版、リトグラフ他)を始める。メタリックリーフ・プリントと呼ばれる独自の技法による版画を制作し、第7回東京国際版画ビエンナーレ他に出品した。版画制作は立体造形と並行して生涯続けられたが、初期の版画はドローイングを主とし、次第に幾何学的形象を持つ明快な色面を構成する作品へと移行した。