マルク・シャガール Marc CHAGALL 1887年、現ベラルーシ・ヴィツェプスクに生まれる。ロシア名マルク・ザハロヴィチ・シャガル、後にパリでマルクと名乗るようになる。1907年、ニコライ・リョーリフが学長を務める美術学校に入るが、同校の教育に満足しなかったため1909年にズヴァンツェヴァ美術学校で学ぶ。1910年パリに赴き、5年間の滞在の後、故郷へ戻る。最初のパリ時代の作品にはキュビスムの影響が見られる。ロシア時代はロシア・アバンギャルドに参加して構成主義の影響の濃い作品、デザイン的作品を制作したが、出国後の作品は「愛」の方へと傾斜していく。1923年に再びパリへ渡る。