ジャン=エミール・ラブルール Jean=Emile LABOUREUR
1877年フランスに生まれる。1895年コレクターの援助を受けパリに出る。アカデミー・ジュリアンで版画を学び、その頃ロートレックと出会う。1896年木版画を初めて発表。1898年から国民美術協会にナビ様式の版画を出品し始める。1900年には屏風を万国博覧会に出品。世界各地を旅した後パリに留まり、1911年からはエッチングを始め、キュビストの影響による作品を発表する。

セザンヌ的な構成的画面を取り入れた独自の画風を確立し、エングレーヴィングやエッチング、アクアチントなど様々な技法による作品を多く手掛け、本の挿絵も多く描いた。ラブルールの版画の評価は高く、ルーヴル美術館のカルコグラフィー(ルーヴル美術館が保存しているオリジナルの銅版原版から後刷りして販売している版画)にもなっている。1943年、歿。


《軍隊の通過》
1900年
木版
22.9x30.0cm
Ed. 60
サインあり

《カクテル》
1931年
銅版
20.0x19.2cm
Ed. 51
サインあり
額付き


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