ジャン・ティンゲリー Jean TINGUELY
1925年生まれ。スイスの画家、彫刻家。廃物を利用して機械のように動く彫刻を制作、キネティック・アートの代表的な作家である。ダダイスムの影響を濃く受け、第二次世界大戦後のフランスで誕生した美術運動、ヌーヴォー・レアリスムのメンバーでもあった。1950年代半ば以降はパリで活動し、イヴ・クラインやニキ・ド・サンファルらの美術家たちと知り合う。1960年にはヌーヴォー・レアリスムの結成に関わり、ニューヨーク近代美術館で開催された展覧会では不器用に動いて音を立て最後は自ら炎上して崩壊する巨大な機械『ニューヨーク賛歌』を出展した。

1971年にニキ・ド・サンファルと結婚。1977年にはバーゼルに『噴水の劇場』(ティンゲリーの噴水)を制作。1982年にはポンピドゥー・センターに隣接するストラヴィンスキー広場に、『自動人形の噴水』をニキ・ド・サンファルと共同制作した。1984年高輪美術館(後のセゾン現代美術館)から『地獄の首都 No.1』を制作依頼され、来日している。没後1996年にはバーゼルにマリオ・ボッタの設計で「ティンゲリー美術館」が開館した。1991年、歿。


「エッフェル塔へのオマージュ」
1989年
リトグラフ
56.0×76.0cm
Ed.150
サインあり


First Back Next Last




ときの忘れもの (有)ワタヌキ
〒113-0021 東京都文京区本駒込5-4-1 LAS CASAS
Tel +81-3-6902-9530 Fax +81-3-6902-9531
E-mail: info@tokinowasuremono.com
http://www.tokinowasuremono.com
Copyright © 2016. All rights reserved.