●一日だけの特集展示/内間安瑆と木村利三郎

2024年7月17日(水)
11:00-19:00


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内間安瑆の木版画Forest Byobu シリーズと木村利三郎のシルクスクリーンとリトグラフを合わせて9点特別頒布します。
内間安瑆の出品作品については6月25日ブログ「栗田秀法 現代版画の散歩道」第2回をお読みください。

内間安瑆 Ansei UCHIMA
1921年アメリカ生れ。40年父母の国日本に留学。早稲田大学で建築を学ぶ。戦後、創作版画の恩地孝四郎に巡り逢い抽象木版に志す。55年東京・養清堂画廊で初個展。59年帰米、以降ニューヨーク在住。62,70年グッゲンハイム・フェローシップ版画部門で受賞。サラ・ローレンス大学名誉教授。2000年永逝(享年79)。メトロポリタン美術館、ホイットニー美術館、シカゴ美術館、アムステルダム国立美術館他が作品を収蔵。
日米、二つの祖国をもった内間先生は浮世絵の伝統技法を深化させ「色面織り」と呼ぶ独自の技法を確立し、伝統的な手摺りで45度摺を重ねた『森の屏風 Forest Byobu』連作を生み出します。鮮やかな色彩のハーモニー、微妙なぼかしが入った色面が幾重にも重なる複雑な構成、多色にもかかわらず画面全体には静かな気品が漂う。現代感覚にあふれた瑞々しい木版画はこれからもっともっと評価されるに違いない。

木村利三郎 Risaburo KIMURA
1924年横須賀市生まれ。1947年神奈川師範(現横浜国立大学)を卒業、いったんは教職に就くが(国語の教師)、30歳で法政大学哲学科に入学(1954年卒業)、谷川徹三に学び、美術評論家を志す。久保貞次郎の創造美育運動に共感、竹田鎮三郎、靉嘔、池田満寿夫らと知り合うとともに、川崎の労働者街に入り版画を売るなどしたが、やがて画家に転じた。1964年渡米。ニューヨーク、マンハッタンにアトリエを構え、「都市の構造と崩壊」をテーマに、シルクスクリーンを中心とした多彩な活動を展開する。新聞をモチーフにした「THE NEW YORK TIMES」や抽象的、記号的な都市のイメージを表した「City」のシリーズなどで注目されるようになり、全米版画展などに作品を発表した。2014年ニューヨークで死去、享年89。

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