◆殿敷侃 遺作展 会期=2013年8月21日[水]―8月31日[土] 12:00-19:00 ※会期中無休 広島で生まれた殿敷侃は、被爆体験をもとにヒロシマにまつわる遺品や記憶を細密極まる点描で描き、後に古タイヤなどの廃品で会場を埋めつくすというインスタレーションで現代社会の不条理に対して批判的・挑発的なメッセージを発信します。1992年50歳で亡くなりますが、本展は初期の原爆ドームのレンガや、鋸、蟹など、点描で精緻に描かれた油彩と版画を約20点ご覧いただきます。 ■殿敷侃(1942-1992) 1942年広島市生まれ。3歳のときに被爆。父親は原爆で亡くなり、母親も五年後に病死。26歳で画家を志す。77年久保貞次郎の勧めにより銅版画の制作を始める。作家自身の被爆体験にもとづいた作品で注目され、1979、1980年に安井賞連続入選。1982年ヨーロッパ旅行で[ドクメンタ7]のボイスの作品に大きな衝撃を受け、翌年の山口県展に約4トンのタイヤなどの廃品をぶちまけたインスタレーションを発表。1992年永逝、享年50。 <殿敷侃 遺作展>出品リスト 2013.8.21[Wed] - 8.31[Sat]
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