2007年9月~の展覧会 弊廊「ときの忘れもの」の2007年9月~の企画展・常設展のご案内を申し上げます。 ◆第148回企画展 若林奮版画展会期=2007年9月21日[金]―9月29日[土] 12:00-19:00 *日・月・祝日休廊 2003年10月に若林奮先生が亡くなって4年が経ちました。亡くなった直後に、ときの忘れものでは銅版画展を開催しました。ご病気だとはうかがっていたのですが、あれほど早く逝ってしまわれるとは残念でなりませんでした。 展覧会のお許しをいただくため、亡くなる一か月ほど前にお電話で話したのが最後になってしまい、結局展覧会に来ていただくことはできませんでした。 若林先生は、1960年代に鉄を素材として彫刻制作を始め、銅、石、木、鉛、硫黄など様々な素材を使って自然観に基づく思索的な作品を制作してきました。 立体作家として活躍されましたが、彫刻として制作した焼きなまし銅板を刷るという独特の技法も展開され、謄写版、木版、銅版、リトグラフ、シルクスクリーンなど、あらゆる版画技法を網羅し、生前700点もの版画作品を制作されています。 今回は、版画集『AIRS』 (1989、銅版画)と『UNDERWOOD』(1989、リトグラフ)に収録された作品から10数点を出品します。 若林奮 Isamu WAKABAYASHI ◆1936年東京生まれ。59年東京芸術大学卒業。62年二科展で金賞。67年第2回現代日本彫刻展で受賞。80,86年ヴェネツィア・ビエンナーレに出品。87年東京国立近代美術館・京都国立近代美術館で[今日の作家 若林奮展]を開催。 96年中原悌二郎賞受賞。99年多摩美術大学教授。鉄や銅、鉛などの素材を使い、深い自然観に基づく思索的な作品を制作した。2003年芸術選奨文部科学大臣賞受賞。同年10月に永逝。 <Isamu WAKABAYASHI>List 2007.09.21~09.29 見積り請求(在庫確認)フォーム【TOP PAGE】 |