磯崎新銅版画集『栖 十二』(すみかじゅうに)
◆磯崎新は1998年8月から1999年9月にかけて、「住まいの図書館出版局」と「ときの忘れもの」の共同企画で、書簡形式の連刊画文集『栖 十二』をごく少数の人々に向けて発信し続けてきた。それは古今の建築家12人が設計した「栖」について語る12二章のエッセイと、12点の銅版画よりなり、12の場所から、12の日付けのある書簡として限定35部制作され、35人に郵送された。
収録された12章のエッセイは住まい学大系第100巻として出版される。
挿入された12点の銅版画は、未発表の28点とあわせ、連作40点組(挿画1〜挿画40)の磯崎新銅版画集[栖 十二]として「ときの忘れもの」より刊行する。A版=アルシュ紙刷り(限定8部)には全て作家自身により手彩色が施された。
全40点の内、12点は、ファースト・エディションが上述の連刊画文集に「インターナル・スケープI〜XII」の作品名で挿入されており(アルシュ紙、限定35部)、本画集に挿入したものはセカンド・エディションである(A版=アルシュ紙刷り手彩色8部、B版=和紙刷り27部、計35部)。従ってこの12点の限定総部数は70部である。
他の28点は未発表作品で、今回初めてA版=アルシュ紙刷り手彩色8部、B版=和紙刷り27部、計35部を制作した。
磯崎新銅版画集『栖 十二』(すみかじゅうに)
1998年〜1999年
エッチング(刷り:白井版画工房)
A版 |
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手彩色・アルシュ紙
Ed.8(I/VIII〜VIII/VIII) |
B版 |
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単色刷り・和紙(楮鳥の子)
Ed.27(1/27〜27/27)
※図柄はすべて、下記のA版と同じ |
サインあり
※単品の分売あり
1999年9月21日 ときの忘れもの発行
企画:植田実
協力:住まいの図書館出版局
編集:綿貫不二夫、栗原佐和子
デザイン:北澤敏彦
挿画1
W063A |
挿画2
W064A |
挿画3
W065A |
挿画4
W066A |
挿画5
W067A |
挿画6
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挿画7
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挿画8
W070A |
挿画9
W071A |
挿画10
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挿画11
W073A |
挿画12
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挿画13
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挿画14
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挿画15
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挿画16
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挿画17
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挿画18
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挿画19
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挿画20
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挿画21
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挿画22
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挿画23
W085A |
挿画24
W086A |
挿画25
W087A |
挿画26
W088A |
挿画27
W089A |
挿画28
W090A |
挿画29
W091A |
挿画30
W092A |
挿画31
W093A |
挿画32
W094A |
挿画33
W095A |
挿画34
W096A |
挿画35
W097A |
挿画36
W098A |
挿画37
W099A |
挿画38
W100A |
挿画39
W101A |
挿画40
W102A |
“栖 十二”第1信より 挿画1〜3
[カサ・マラパルテ]クルツィオ・マラパルテ 1938―40年 カプリ島
CASA MALAPARTE, Capri, 1938-40, Curzio Malaparte(1898-1957)
“栖 十二”第2信より 挿画4〜6[母の小さい家]ル・コルビュジェ 1923―24年 レマン湖
UNE PETITE MAISON, Lac Leman, 1923-24, Le Corbusier(1887-1965)
“栖 十二”第3信より 挿画7〜11
[ミュラー邸]アドルフ・ロース 1928―30年 プラハ
VILLA DR.FRANTISEK MULLER, Praha, 1928-30, Adolf Loos(1870-1933)
“栖 十二”第4信より 挿画12〜14
[ラ・マルコンテンタ]アンドレア・パッラディオ 1559―60年 ヴェネツィア西郊
LA MALCONTENTA(VILLA FOSCARI), Venezia, 1559-60, Andrea Palladio(1508-1580)
“栖 十二”第5信より 挿画15〜17
[ヒル・ハウス]チャールズ・レニー・マッキントッシュ 1902―03年 ヘレンズバラ
HILL HOUSE, Helensburgh, 1902-03, Charles Rennie Mackintosh(1868-1928)
“栖 十二”第6信より 挿画18〜20
[ロクブリュヌ E一〇二七]アイリーン・グレイ 1926一29年 カプ・マルタン
E1027 ROQUEBRUNE, Cap Martin, 1926-29, Eileen Gray(1879-1976)
“栖 十二”第7信より 挿画21〜23
[メルニコフ自邸]コンスタンティン・メルニコフ 1927年 モスクワ
MELNIKOV HOUSE, Moscow,1927, Konstantin Melnikov(1890-1974)
“栖 十二”第8信より 挿画24〜27
[ストンボロウ邸]ルートウィッヒ・ウィトゲンシュタイン 1928年 ウィ−ン
MARGARETHE STONBOROUGH WITTGENSTEIN HAUS, Wien,1928, Ludwig Wittgenstein (1889-1951)
“栖 十二”第9信より 挿画28〜30
[サミュエル・フリーマン邸]フランク・ロイド・ライト 1924―25年 ハリウッド
SAMUEL FREEMAN HOUSE, Hollywood,California,1924-25, Frank Lloyd
Wright (1867-1959)
“栖 十二”第10信より 挿画31〜34
[孤篷庵 忘筌]小堀遠州 1643(寛永20)年 京都
BO-SEN KOHO-AN, Kyoto,1643, Ensyu Kobori(1579-1647)
“栖 十二”第11信より 挿画35〜37
[レイクショア・ドライヴ]ミース・ファン・デル・ローエ 1948―51年 シカゴ
LAKE SHORE DRIVE 860/880, Chicago, 1948-51, Mies van der Rohe(1886-1969)
“栖 十二”第12信より 挿画38〜40
[ルイジ・ノーノの墓]磯崎新 1994年 サン・ミケーレ島
TOMBA PER LUIGI NONO, Venezia, 1994, Arata Isozaki(1931- )
『磯崎新・連刊画文集 栖十二』/Letter from ARATA ISOZAKI
建築家・磯崎新のオリジナル銅版画とエッセイ(書き下ろし)による書簡形式の画文集。
予約購読者(限定35名)に12回、12冊の画文集(銅版画+エッセイ)が、12の場所から毎回異なるオリジナル・パッケージのオブジェとして郵送されます。※第一次エディションは売り切れました
★第二次エディションとして、紙サイズを大きく変え、和紙刷り、一部手彩色、40点組の銅版画集を1999年9月21日に発表しました。 ※第二次エディション詳細 |