2006年1月〜の展覧会

弊廊「ときの忘れもの」の2006年1月〜の企画展・常設展のご案内を申し上げます。 


第126回企画展 小野隆生展
2006年1月20日[金]〜2月4日[土] 
20歳でイタリアに渡って以来、敬愛するペルジーノの故郷の小さな街に住み、テンペラ技法を駆使し、現代に生きる人間像を卓抜な描写力で描き続ける小野隆生の新作展を開催します(*日・月・祝日は休廊)。

出品作品リスト

No.    作品名 制作年 技法 サイズ(cm) サイン
1 「肖像図23-2005」 2005 油彩 40×30
2 「肖像図24-2005」 2005 油彩 40×30
3 「肖像図25-2006」 2006 油彩 40×30
4 「肖像図26-2006」 2006 油彩 40×30
5 「肖像図27-2006」 2006 油彩 40×30
6 「肖像図28-2006」 2006 油彩 40×30
7 「肖像図29-2006」 2006 油彩 40×30
8 肖像図30-2006 2006 油彩 40×30
9 肖像図31-2006 2006 油彩 40×30
10 「黒く錆びた鍵」 2000 油性テンペラ 80×100
11 「風で閉じられた窓」 2000 油性テンペラ 80×100
12 「行く先のない旅」 2000 油性テンペラ 80×70
13 「塗り残された影」 2000 油性テンペラ 70×80
14 「通奏低音が聞こえる朝」 2000 油性テンペラ 70×80
15 「郵便配達人」 1995 コンテ 100×70(紙)
16 「画像3-2004」 2004 木炭 40×30(紙)
17 「画像5-2004」 2004 木炭 40×30(紙)
18 「画像6-2004」 2004 木炭 40×30(紙)
19 「画像7-2004」 2004 木炭 40×30(紙)
20 「画像8-2004」 2004 木炭 40×30(紙)
21 「画像10-2004」 2004 木炭 40×30(紙)
22 「画像11-2004」 2004 木炭 40×30(紙)

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会場風景



オノサト・トシノブ、大沢昌助 特別セール

  
会期=2006年2月10日(金)、11日(土、祝日)の二日間のみ
O氏旧蔵のオノサト大沢作品を特別価格にてセールします(全30点、額付)。




◆第127回企画展 オブジェ展―私の好きな4つの版画と20のオブジェ―

会期=2006年2月24日[金]〜3月11日[土]  *日曜・月曜・祝日は休廊
現代作家たちが作ったちょっと可愛い、身近において楽しみたいオブジェや立体マルチプル。画廊主が好きで集めたコレクションの中から版画4点とオブジェ20点を出品します。
版画/パウル・クレー、セルジュ・ポリアコフ、アンディ・ウォーホル、ワシリー・カンディンスキー
オブジェ/関根伸夫、宮脇愛子、菅井汲、若林奮、村中保彦、草間彌生、北郷悟、石井誠、舟越直木、磯崎新、山田光、秋山祐徳太子、ナム・ジュン・パイク、井上翠、アレン・ジョーンズ、谷川晃一、靉嘔、加藤清之、速水史朗、小杉武久



若林奮
『SULPHUR DRAWING』
1993年 硫黄+アルミニウム
Ed.30 31.0×29.0cm


W.カンディンスキー
『人物と十字架のある風景』
1911年(71年後刷) 木版 
Ed.40 9.7×9.7cm

宮脇愛子
『Golden Egg(A)』
1982年 ブロンズ(共箱) 
Ed.50 H4.5×21×12cm

S.ポリアコフ
『青のコンポジション』
1958年 銅版 
Ed.100 25×35cm

石井誠
『灯台』
2005年 木+金属 
H27×40.5×11.5cm

A.ジョーンズ
『Les beaux arts.No.2』
1993年 金属(赤)+ガラス瓶+香水 
Ed.9999 H17×8×5cm
村中保彦
『雲のある風景II』
1996年 鋳金(ステンレス) 
H26.0×15.0×13.0cm  


井上翠
『作品』
陶オブジェ 
H14.5×30.0×10.0cm    

北郷悟
写真左から
『COSMOS-room』2004年 テラコッタ H21×16×8.2cm
『海を見る』2005年 テラコッタ H27.5×9×9cm
『作品』 テラコッタ H26×10×14cm
『舟』 2001年 テラコッタ H12.7×22.5×6cm

秋山祐徳太子
『O男爵』
1993年 ブリキ彫刻
H27.5×7.3×7.3cm

舟越直木
『Kelibia』 
ブロンズ(共箱)
H9.5×10.0×11.0cm

A.ウォーホル
『KIKU2』
1983年 シルクスクリーン 
Ed.300 65×50cm

加藤清之
『作品 ’84-10』
1983年 陶(共箱) 
Ed.40 H18.0×20.0×13.0cm

P.クレー
『沈潜−自画像』
23.6×16cm(紙28.2×22.5cm) 
*レゾネNo.72(クレーによる作品No.112)

W.カンディンスキー
『東洋的』
1911年 木版 12.4×19.1cm
*1971年刷「回想録」より、 Ed.40

P.クレー
『Akrobaten』
1919年 リトグラフ
19.2×7.7cm(紙28.2×22.5cm)
*レゾネNo.71(クレーによる作品No.10)

菅井汲
『赤い太陽』
1976年 アクリル+シルク
Ed.150 H10×7×2cm

『青い星』
1976年 アクリル+シルク 
Ed.75? H10×7×2cm

靉嘔
『Crashed Rainbow』
1983年 シルク
Ed.500 36.5×28.7cm

関根伸夫『三つの山』
1976年 ブロンズ(共箱)
Ed.30 H9×28×12cm 


山田光
『銀泥パイプ』
1995年 陶オブジェ(共箱) 
H15×29×8cm

磯崎新
『モンロー定規』 
樹脂 
49×19cm

草間彌生
『Aカップ』
1980年 陶彩色オブジェ 
H10×18×18cm

ナム・ジュン・パイク
『Video cards from MERCE by MERCE』
1981年 トランプ(シルク) 
Ed.290+A.P.70 8.8×5.7×1.4cm

谷川晃一『エダムヘッド(L)』
1989年 ワックス
H10×11.5×9.5cm

小杉武久『Interspersion 1998』
1998年木+電子装置+電池
Ed.30 34.4×34.4×3.4cm

速水史朗『作品』
陶オブジェ 
H12.8×9.2×8.4cm
P.クレー『数字と木-森 Zahlenbaumlandschaft』
1919年リトグラフ
17.5×12.6cm(紙28.2×22.5cm)
*レゾネNo.72(クレーによる作品No.112)
W.カンディンスキー『月景色のなかの二人の婦人』
1911年 木版
8.8×12cm
*1971年刷「回想録」より、 Ed.40 版上・エンボスサイン
W.カンディンスキー『即興19』
1911年 木版
15×18.5cm
*1971年刷「回想録」より、 Ed.40 版上・エンボスサイン
W.カンディンスキー『霞』
1907年 木版
15.6×4cm
*1971年刷「回想録」より、 Ed.40 版上・エンボスサイン
A.ウォーホル『KIKU1』
1983年 シルクスクリーン
Ed.300 65×50cm 鉛筆サイン
A.ウォーホル『KIKU』(小)
1983年 シルクスクリーン
22.5×29cm
草間彌生全版画集1979〜2004・特装版『かぼちゃ』
2004年 シルクスクリーン
13.8×20cm Ed.380 鉛筆サイン
オノサト・トシノブ『G.H.C.1』
1974年 シルクスクリーン
10×10cm Ed.1500 スタンプサイン
オノサト・トシノブ『G.H.C.2』
1974年 シルクスクリーン
10×10cm Ed.1500 スタンプサイン
奈良美智『ブックエンド』
2002年 陶オブジェ
H20.5×30×14cm



会場風景


◆第128回企画展 トリシャ・ブラウン ドローイング展―思考というモーション

会期=2006年3月22日[水]〜4月8日[土]  *日曜・月曜・祝日は休廊「トリシャ・ブラウン・ダンス・カンパニー」の18年ぶりの来日公演(彩の国さいたま芸術劇場)に合わせて、ときの忘れものは日本に於けるはじめての展覧会「トリシャ・ブラウン ドローイング展――思考というモーション」を開催します。
初日の3月22日[水]17時〜19時、
トリシャ・ブラウンさんを迎えてオープニングを行ないます。是非ご出席ください。

【出品概要】 
 トリシャが長年携えてきた貴重なノートブックから1999年制作のドローイング32点、2005年制作のドローイング9点、合わせて41点のドローイングを出品する。トリシャのドローイングはそれ自体、ミニマリズムやコンセプチュアリズム、音楽や建築のスコアなど、さまざまな表現を透徹する明晰な方法論をもった美しく堅固な結晶である。トリシャの思考の運動から、ダンスが生みだされてくる、その《思考というひとつのモーション》――生成の過程を目撃する希有な機会となるだろう。
 1960年代のアメリカ文化に起こった地殻変動。その核心を理解するには美術や音楽、文学、映像、ダンスなどなど、さまざまな表現ジャンルをつむじ風のように横断していった思考の運動に、あらためて身を投じ、体感しなおしてみるほかないだろう。抽象表現主義からネオダダ、ポップアート、ミニマル・アート、ポストミニマル、その運動の場面、場面で、呼び名はさまざまに変わったが、それらは確かに、ひとつの連続した運動であって、運動であるからには、それを運動として実践した、ひとつの生きた身体を必要とした。

< トリシャ・ブラウンドローイング展 出品リスト >
技法 紙にペン
全てサインあり
No. タイトル 制作年
サイズ
1 《Geneva 11/99 #4》 1999年
35.5×43.0cm
2 《Geneva 11/99 #5》 1999年
35.5×43.0cm
3 《Geneva 11/99 #6》 1999年
35.5×43.0cm
4 《Geneva 11/99 #7》 1999年
35.5×43.0cm
5 《Geneva 11/99 #8》 1999年
35.5×43.0cm
6 《Geneva 11/99 #9》 1999年
35.5×43.0cm
7 《Geneva 11/99 #10》 1999年
35.5×43.0cm
8 《Geneva 11/99 #11》 1999年
35.5×43.0cm
9 《Geneva 11/99 #12》 1999年
35.5×43.0cm
10 《Geneva 11/99 #13》 1999年
35.5×43.0cm
11 《Geneva 11/99 #14》 1999年
35.5×43.0cm
12 《Geneva 11/99 #15》 1999年
35.5×43.0cm
13 《Geneva 11/99 #16》 1999年
35.5×43.0cm
14 《Geneva 11/99 #17》 1999年
35.5×43.0cm
15 《Geneva 11/99 #18》 1999年
35.5×43.0cm
16 《Geneva 11/99 #19》 1999年
35.5×43.0cm
17 《Geneva 11/99 #20》 1999年
35.5×43.0cm
18 《Geneva 11/99 #21》 1999年
35.5×43.0cm
19 《Geneva 11/99 #22》 1999年
35.5×43.0cm
20 《Geneva 11/99 #23》 1999年
35.5×43.0cm
21 《Geneva 11/99 #24》 1999年
35.5×43.0cm
22 《Geneva 11/99 #25》 1999年
35.5×43.0cm
23 《Geneva 11/99 #26》 1999年
35.5×43.0cm
24 《Geneva 11/99 #27》 1999年
35.5×43.0cm
25 《Geneva 11/99 #28》 1999年
35.5×43.0cm
26 《Geneva 11/99 #29》 1999年
35.5×43.0cm
27 《Geneva 11/99 #30》 1999年
35.5×43.0cm
28 《Geneva 11/99 #31》 1999年
35.5×43.0cm
29 《Geneva 11/99 #32》 1999年
35.5×43.0cm
30 《Geneva 11/99 #33》 1999年
35.5×43.0cm
31 《Geneva 11/99 #34》 1999年
35.5×43.0cm
32 《Geneva 11/99 #35》 1999年
35.5×43.0cm
33 《New York 9/05 #1》 2005年
35.5×43.0cm
34 《New York 9/05 #2》 2005年
35.5×43.0cm
35 《New York 9/05 #3》 2005年
35.5×43.0cm
36 《New York 9/05 #4》 2005年
35.5×43.0cm
37 《New York 9/05 #5》 2005年
35.5×43.0cm
38 《New York 9/05 #6》 2005年
35.5×43.0cm
39 《New York 9/05 #7》 2005年
35.5×43.0cm
40 《New York 9/05 #8》 2005年
35.5×43.0cm
41 《New York 9/05 #9》 2005年
35.5×43.0cm

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Trisha Brown(トリシャ・ブラウン)
1936年アメリカ生まれ。ダンサー、コレオグラファー。1950年中頃より活動をはじめ、60年代にニューヨークに移り、従来のシアター概念を著しく超えた様々な実験的作品を発表。ダンスおよび身体表現の可能性を大きく拡げた。トリシャの仕事はコンテンポラリー・ダンスの世界においていまや、ひとつの神話となっている。ウィリアム・フォーサイスや「ローザス」のアンヌ・テレサ・ドゥ・ケースマイケルなど、現在のダンス・シーンのときめくコレオグラファー、ダンサーたちは、トリシャの仕事に鼓舞されつづけたと広言している。
さらに重要なのは、ジョン・ケージ、ロバート・ラウシェンバーグ、ロバート・モリス、ドナルド・ジャッド、マース・カニングハム、フルクサス、ローリー・アンダーソン、建築家のバーナード・チュミにいたるまで数多くのアーティストたちとのコラボレーションを生み出したことであり、色とりどりに煌くさまざまな文化を、ひとつの典雅な竜巻として、巻きこみ駆け抜けていった、その運動こそトリシャ・ブラウンのダンスだったことである。

Photo by Lois Greenfield


Photo by Vincent Pereira


展示風景

オープニング風景

「トリシャ・ブラウン展展評」
http://www.eris.ais.ne.jp/~fralippo/daily/index.html




『トリシャ・ブラウン 思考というモーションTrisha Brown――Motion of Thought』同時刊行!
造形作家・評論家岡崎乾二郎を監修者に迎え、トリシャ・ブラウンのダンスやコレオグラフィーの実験精神、コラボレーションに息づく前衛芸術性、それらを透徹するドローイングの魅力を鮮やかに伝えるカタログ・ブック。
監修:岡崎乾二郎
発行:ときの忘れもの
発行日:2006年3月22日
執筆者:トリシャ・ブラウン、スティーブ・パクストン、マース・カニングハム、ウィリアム・フォーサイス、ジョナス・メカス、中谷芙ニ子、石井達朗、岡崎乾二郎、黒沢美香、岡田利規
サイズほか:A5版、上製カバー付き本文112頁
図版:ドローイング41点、ほか写真多数


トリシャ・ブラウン・ダンス・カンパニー TRISHA BROWN DANCE COMPANY
2006年3月24[金]・25[土]・26[日]の3日間、彩の国さいたま芸術劇場 大ホールにて
来日公演
問い合せ先:彩の国さいたま芸術劇場 048-858-5511 http://www.saf.or.jp
      カンバセーション 03-5280-9996 http://www.conversation.co.jp



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